チュートリアルのご案内

チュートリアルA-1

開催日時 2026年11月12日(木) 10時30分 ~ 12時00分 ※受付開始10時00分
開催会場 C会場(札幌コンベンションセンター 1階 中ホールA)  ※シアター形式
オーガナイザー 小谷 裕輔
主催団体 
(オーガナイザー所属)
香川大学医学部附属病院/JAMI研修企画委員会
テーマ 医療現場で拡大する生成AI利用と情報セキュリティ
~診療報酬で求められる生成AIの適切な利用に関する研修について~
座長 小谷 裕輔(香川大学医学部附属病院)
(座長調整中)
演者 小谷 裕輔(香川大学医学部附属病院)
榊原 祥裕(公益財団法人 操風会 岡山旭東病院)
松田 卓也(愛媛大学医学部附属病院)
兵頭 勇己(高知大学医学部附属医学情報センター)
参加申込方法 当日登録
事前参加申込URL  
参加費 無料
医療情報技師ポイント 有(1ポイント)
概要 令和8年(2026年)診療報酬改定では、医師事務作業補助者の施設基準が見直され、生成AIやICTツールの活用による医師事務に係る業務改善・負担軽減を行っている場合に配置基準が緩和され、補助者1人を最大「1.3人」として人員配置に算入できるとされており、これにより医療現場での生成AIの利用は加速すると考えられる。
この施設基準を届出る医療機関は、「すべての医師事務作業補助者にICT機器の操作方法と生成AIの適切な利用に関する研修を実施し、常時ICT機器を用いて業務を遂行できる体制を整備していること」が条件の1つとされている。
令和8年4月1日付の疑義解釈(その2)問13において、この研修の対象が「医師事務作業補助者及び当該AIを活用する医師等」とされ、「医療分野における生成AIの特徴や利用時のリスク(ディープフェイク、正確性・信頼性、バイアス・公平性、透明性・説明責任等)とその対策例、生成AIの利用者が特に注意すべきポイント等を示していること」、「年1回程度以上の開催」等の条件が記載されている。
(https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001689076.pdf
 4/91頁~5/91頁)
これらの条件に沿った研修を行い、受講管理を行うことが多くの医療機関で課題となっていると考えられる。
今回のチュートリアルでは、令和8年の診療報酬改定の施設基準で要求される研修内容について、生成AIを導入、運用している医療機関の先生方より先行事例、工夫点、課題等についてご講演いただき、参加者に自施設での研修実施のための学びとなるような研修として企画する。
また、施設基準で求められる研修対象は生成AIを業務利用するすべての職員とされているため、看護師、放射線技師などの医療職を含む医療機関の職員研修にも役立つ内容となると考える。
本チュートリアルは日本医療情報学会研修企画委員会の企画として開催する。

チュートリアルA-2

開催日時 2026年11月12日(木) 10時30分 ~ 12時30分 ※受付開始10時00分
開催会場 G会場(札幌コンベンションセンター 2階 小ホール)  ※シアター形式
オーガナイザー 橋本 智広
主催団体 
(オーガナイザー所属)
CISSMED/大津赤十字病院
テーマ 医療情報システムの保守・外部接続管理等における責任分界
〜CISSMED参加施設の知見から考える運用管理と契約〜
座長 大谷 俊介(CISSMED/千葉中央メディカルセンター)
洞田 慎一(CISSMED/一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター)
演者 近藤 博史(CISSMED/協立記念病院)
桑原 俊(一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター)
内田 和将(CISSMED/静岡県立総合病院)
新橋 尚慶(CISSMED/日本医科大学千葉北総病院)
工藤 唯(CISSMED/つがる総合病院)
岡田 謙二郎(CISSMED/武蔵野赤十字病院)
谷川 琢海(CISSMED/北海道大学病院)
橋本 智広(CISSMED/大津赤十字病院)
参加申込方法 当日登録
事前参加申込URL  
参加費 無料
医療情報技師ポイント 有(1ポイント)
概要 本チュートリアルは、医療情報システムの保守・外部接続管理等において重要となる「責任分界」と「契約」の理解を深め、医療機関の担当者が主体的にリスクを管理できる能力の習得を目的とする。近年の情報セキュリティインシデントでは、技術的対策のみならず契約上の責任範囲や運用ルールの不備といった非技術的要因が課題として顕在化している。これらを実務的かつ教育的に学ぶ機会を提供する。
本セッションは、①医療機関の視点から見た責任分界および契約見直しの要点整理、②実事例に基づくケーススタディ、③セキュリティを専門にする弁護士による契約の基礎知識解説、④匿名化した契約書や想定インシデントを用いて学びを深める。特に、参加者自身がリスクを読み解き、責任の所在や改善策を考えるプロセスを重視することで、実践的な理解の定着を図る。加えて、一方向の知識提供にとどまらず、参加者が自施設の実情に照らして考える契機となるよう、論点提示や問いかけを随所に組み込む。これにより、契約内容を主体的に評価し、ベンダーとの適切な関係構築につなげる視点の獲得を促す。さらに、医療情報部門のみならず、総務・法務・システムベンダーとの連携を見据えた組織横断的な観点も取り上げる。契約や責任分界は単一部門で完結するものではなく、院内外の関係者間で共通理解を形成することが不可欠である点を強調し、実務に即した合意形成の進め方についても示唆を与える。最終的に、外部接続時の責任分界の明確化、保守手続きの標準化、契約前のチェックポイント整理、ネットワークおよびアクセス権限管理の可視化といった具体的なベストプラクティスを提示し、各施設で応用可能な知識の習得を目指す。情報セキュリティを考える上で責任範囲と役割を明確にするために、非技術的領域に焦点を当てた実践的教育セッションとして、医療情報システムの安全管理と運用管理を担う人材育成に寄与するものである。

チュートリアルA-3

開催日時 2026年11月12日(木) 10時30分 ~ 12時30分 ※受付開始10時00分
開催会場 H会場(札幌コンベンションセンター 2階 204)  ※シアター形式
オーガナイザー 檀原 一之
主催団体 
(オーガナイザー所属)
日本HL7協会
テーマ FHIRでつながる医療情報 基礎から、クラウド・電子カルテ情報共有サービスでの実践まで
座長 檀原 一之(日本HL7協会)
演者 木村 通男(日本HL7協会)
上ノ山 広基(日本電気株式会社)
京免 佑介(日本電気株式会社)
参加申込方法 事前登録
事前参加申込URL 現地開催(セミナー会場)をお申込みの場合:
 https://www.hl7.jp/seminar_entry/00269(10/13から有効)
Web配信をお申込みの場合:
 https://www.hl7.jp/seminar_entry/00270(10/13から有効)
参加費 無料
医療情報技師ポイント 有(1ポイント)
概要 医療DXの進展に伴い、電子カルテ情報共有サービスやPHRなどでHL7 FHIRの活用が広がっています。本セミナーでは、医療情報標準FHIRについて、基礎から実践までを体系的に解説します。まず、連合大会期間中に開催される産官学デモの概要を紹介し、その後、FHIRの基本構造、リソース、REST API、Profileなどを通じて、標準化と相互運用性の仕組みを学びます。さらに、FHIRを活用した医療データ交換プラットフォームの設計やクラウド連携のポイントを解説し、電子カルテ情報共有サービスでの活用事例を紹介します。FHIRの理解から実装・企画検討までを支援する、医療情報システムに携わる方に最適なセミナーです。

■プログラム
1.連合大会での産官学デモの概要-紹介状、IPSへ翻訳、画像添付
日本HL7協会会長 木村 通男
【概要】
連合大会期間中に開催される産官学デモの概要を解説します。

2.FHIR基礎
日本電気株式会社 上ノ山 広基 先生
【概要】
HL7 FHIRの基本構造、リソース、REST API、Profileなどを技術的な観点から整理し、医療データをどのように標準化・交換できるかを解説します。

3.HL7 FHIRを用いた医療データ交換プラットフォームの設計
日本電気株式会社 上ノ山 広基 先生
【概要】
HL7 FHIRを用いたクラウド上のデータ交換、医療データサービスの提供、分析基盤の構築を題材に、拡張性・相互運用性・データ利活用を見据えた設計上の論点を共有します。

4.電子カルテ情報共有サービスにおけるFHIR活用事例
日本電気株式会社 京免 佑介 先生
【概要】
電子カルテ情報共有サービスにおけるFHIRの具体的な活用事例を通じて、標準化された医療情報連携の実装方法とその実際を紹介します。

チュートリアルA-4

開催日時 2026年11月12日(木) 13時50分 ~ 15時50分 ※受付開始13時20分
開催会場 C会場(札幌コンベンションセンター 1階 中ホールA)  ※シアター形式
オーガナイザー 林 裕樹
主催団体 
(オーガナイザー所属)
日本IHE協会
テーマ IHEチュートリアル 「ここまで進んだIHE  ―IHE UPDATE 2026―」
座長 安藤 裕(日本IHE協会・埼玉メディカルセンター)
演者 塩川 康成(日本IHE協会 放射線委員会・接続検証委員会)
宮川 力(日本IHE協会 ITI委員会)
関 昌佳(日本IHE協会 ITI委員会)
近藤 恵美(日本IHE協会 PaLM委員会)
塚本 信宏(日本IHE協会 放射線治療委員会)
島西 聡(日本IHE協会 認定技術者試験委員会)
参加申込方法 当日・事前登録
事前参加申込URL https://ihe-j.sakura.ne.jp/event-info/modules/eguide/event.php?eid=118
参加費 無料
医療情報技師ポイント 有(1ポイント)
概要 医療情報システムの守備範囲が拡大し、医療情報システムは複数のベンダが提供する複数のシステムが稼動するマルチベンダ化が進んでいます。Integrating the Healthcare Enterprise(IHE)は、このような環境で発生する諸問題を解決するために1999年に北米で誕生し、日本では2001年にIHE-Japanが設立され活動しています。

IHEは、病院情報システム(HIS)、放射線部門システム(RIS)、医用画像管理システム(PACS)、検査部門システム (LIS)などの医療情報システムの相互運用性(情報の連携・活用)を推進する統合化プロジェクトです。近年では、地域連携システムの実現に役立つ仕組みや、ベッドサイドや手術室などに導入する情報システム、モーバイル端末での医療情報の取り扱い、など対象範囲が広がっています。日本では、(1)医用画像の媒体経由の交換方法、(2)データ入力用書式取得・提出に関する仕様(RFD)、(3)地域医療連携における情報連携基盤技術仕様、(4)医療放射線被ばく管理統合プロファイル、(5)トークンを用いたクラウド型情報交換技術仕様、(6)用語とコード共有のための技術仕様(SVS,SVCM) など6統合プロファイルが、医療情報標準化推進協議会(HELICS協議会)の指針となり、そのうち、(1)から(5)が厚労省標準規格として採択されています。

本チュートリアルでは、IHEの概要をやさしく解説した後、注目されているIHE統合プロファイル(業務シナリオ)、および最新の動向について解説します。
1.IHE活動の概要、2.放射線分野の動向(IDR, AIを中心に)、3.ITI分野の動向(用語とコード共有のための技術仕様(SVC,SVCM))、4.放射線治療分野の動向(放射線治療データ交換規約について)、5.デジタルパソロジーの動向、6.FHIR,医療DXの動向、7.コネクタソンシールの意義、8.IHE認定技術者の役割とその試験 について解説します。

医療情報システムの利用者だけでなく、システムを販売するメーカーの営業や業務担当の方を対象として、講演を行います。

チュートリアルA-5

開催日時 2026年11月12日(木) 13時50分 ~ 15時50分 ※受付開始*時**分(後日決定)
開催会場 F会場(札幌コンベンションセンター 1階 108)  ※ワークショップ島型形式
オーガナイザー  
主催団体 
(オーガナイザー所属)
内閣官房 国家サイバー統括室
テーマ 医療機関のサイバーセキュリティ確保に向けたリスクマネジメントの促進セミナー
座長  
演者 志川 哲史(内閣官房 国家サイバー統括室)
板倉 博和(内閣官房 国家サイバー統括室)
梶原 友希(内閣官房 国家サイバー統括室)
戸田 弘子(TISI株式会社)
参加申込方法 事前登録、当日登録
事前参加申込URL https://forms.cloud.microsoft/Pages/ResponsePage.aspx?
id=1We3vcYBUkaE7Dc6vjdSFmA59AIwQsFJvMsHOaE7ExdUMkhMWU8x
UFFDT05TREE0NDFNREVSWlBVVS4u
参加費 無料
医療情報技師ポイント 無
概要 医療機関を含め、社会インフラや重要なサービスを支える事業者においては、サイバー攻撃やシステム障害、サプライチェーンリスクなど、多様な脅威に対する適切なリスク管理がますます重要になっています。
本セミナーでは、内閣官房国家サイバー統括室が策定した「機能保証のためのリスクアセスメント・ガイドライン」をもとに、リスクアセスメントの進め方を実践的に解説します。単なるガイドラインの説明にとどまらず、実際の様式や記入例を用いながら、リスクの洗い出しから評価、対応方針の検討までの手順を具体的に学んでいただけます。
令和8年7月31日には「重要インフラ統一基準(案)(※1)」が決定され、重要インフラ分野である医療機関においてもリスクアセスメントの重要性が高まるところ、「何から始めればよいかわからない」「リスク評価の進め方を標準化したい」「事業継続や機能保証の観点からリスクを整理したい」といった課題をお持ちの方に最適な内容です。実務にすぐ活用できる知識とノウハウを習得する機会として、ぜひご参加ください。

1.開催内容
① 医療機関におけるリスクアセスメントの実施手順様式に係る説明
② 医療機関におけるリスクアセスメントの実施手順様式に係る実践演習

2.留意事項
本セミナーの対象となる参加者に求められる知識レベルは以下を想定しています。
・医療機関のITにかかわる情報セキュリティ管理やリスク管理のご担当者
・IT(情報システム・サイバーセキュリティ)に関する基礎的な用語の知識がある

会場の都合により、参加人数に限りがございますので、以下をあらかじめご承知おきください。
参加には事前の申込みをおすすめしておりますが、当日の参加(事前申込なし)も可能です。
*申込み受付は先着順とし、参加希望者多数の場合にはご希望に沿えない場合がございます。

※1:https://www.cyber.go.jp/pdf/policy/kihon-s/260731decision2.pdf

チュートリアルA-6

開催日時 2026年11月12日(木) 14時10分 ~ 15時40分 ※受付開始13時40分
開催会場 H会場(札幌コンベンションセンター2階 204)  ※シアター形式
オーガナイザー 岡田 美保子
主催団体 
(オーガナイザー所属)
一般社団法人医療データ活用基盤整備機構
テーマ JLAC11が担う役割 - 医療データの品質は医療情報標準の品質に
座長 岡田 美保子(一般社団法人医療データ活用基盤整備機構(IDIAL))
演者 河井 ひとみ(一般社団法人医療データ活用基盤整備機構(IDIAL))
内山田 健次(一般社団法人医療データ活用基盤整備機構(IDIAL))
堀田 多恵子(国際医療福祉大学成田病院)
岡田 美保子(一般社団法人医療データ活用基盤整備機構(IDIAL))
参加申込方法 当日・事前登録
事前参加申込URL https://www.idial.or.jp/event_jcmi46-tutorial.html
参加費 無料
医療情報技師ポイント 有(1ポイント)
概要 我が国では、電子カルテ情報共有サービス、マイナーポータルはじめ、医療DXが推進されており、その一環として、病名、薬剤、検査等、医療情報標準の整備が進められている。臨床検査については、厚生労働省より2025年7月「JLAC11を厚労省標準規格として、電子カルテ等の標準仕様で統一的な検査コードとして位置付ける」と公表された。2024年末、医療データ活用基盤整備機構(IDIAL)に開設されたJLACセンターでは、日本臨床検査医学会との連携のもと、臨床検査技師によるJLAC11コードの付番(発番)、維持管理、電子カルテ情報共有サービス支援、医療機関における活用支援、普及活動など様々な取り組みを行っている。検査データは、様々な臨床データ活用において、ほとんど常に必要とされる。臨床データの活用には、データの信頼性が求められる。JLAC11は、二次利用を支えることを主眼に設計された、臨床データの信頼性を支える標準である。
JLACセンターでは、2025年度から2026年度にかけて、標準品質向上をはかるルール改定、ならびに既存コードの改訂に身を粉にして取り組んだ。現在、幅広い活用を支援するため、JLAC11ウェブサイトを立ち上げている。本チュートリアルでは、JLAC11の最新動向として、JLAC11ルール改定について、臨床検査項目とJLAC11に係る各種課題への対応について、さらに医療機関にJLAC11を導入するための方策について、最後にJLAC11検索サイトの最新動向について紹介する。医療DX、臨床データ活用にご関心がおありの皆さまには、ぜひご参加いただきますよう、お願いいたします。

チュートリアルA-7

開催日時 2026年11月12日(木) 13時50分 ~ 15時50分 ※受付開始13時20分
開催会場 I会場(札幌コンベンションセンター 2階 206)  ※シアター形式
オーガナイザー 花田 英輔
主催団体 
(オーガナイザー所属)
佐賀大学理工学部数理・情報部門
テーマ 医療機関における無線通信環境の安全安心な運用にむけた方策
座長 花田 英輔(佐賀大学理工学部)
小笠原 克彦(北海道大学大学院保健科学研究院)
演者 川崎 光博(総務省北海道総合通信局)
花田 英輔(佐賀大学理工学部)
吉田 涼((独法)地域医療機能推進機構 北海道病院)
中山 裕隆(フルノシステムズ(株))
参加申込方法 当日登録
事前参加申込URL  
参加費 無料
医療情報技師ポイント 有(1ポイント)
概要 今や、医療機関や老人健康施設、さらには在宅医療においてもICT化が進み、 特に無線LANを中心とした無線通信は基盤設備として確実に導入が進んでいる。しかし運用上のトラブルは後を絶たない。業務用無線通信にトラブルが生じると、患者のバイタルサインの異常検知遅れ、ベッドサイドからサーバへのアクセス(患者情報の参照及び入力)不可など、患者安全と労働効率に対する脅威となりえる。また、患者向け無線LANの整備要求が高まっていると共に、不正侵入などセキュリティに関する事案も多くみられる。
電波環境協議会(Electro-Magnetic Compatibility Conference、EMCC)は総務省と協力し、令和3年7月に「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き」(以下、「手引き」)の改定版を発行した。この手引きは、医用テレメータ、無線LAN、携帯電話を中心として、安全な導入と運用のための情報と、病院側に求められる管理体制についてまとめている。また、改定版では無線LANについてはテザリングの取り扱い、携帯電話関連では5Gへの対応、院内PHSの今後の方向性などが追加されている。一方、日本建築学会はEMCCと協力して「医療機関における電波利用機器に配慮した建築ガイドライン・同解説-医用テレメータ編-」を令和3年9月に発刊した。このガイドラインは医用テレメータ設置にかかる計画・導入・運用における注意点をまとめている。この内容は無線LANの計画・導入・運用においても準用できる。これに加え電波環境協議会は「医用テレメータの電波管理実践ガイド」を発行し、現場における安全な運用に向けた支援を行っている。
本セッションは、これら手引き等の内容を紹介し普及を図るべく、また、医療・福祉の現場に安全・安心に活用可能な無線通信を導入し活用するための知識を周知すべく、総務省北海道総合通信局と共同でシンポジウムを開催するものである。これらの内容紹介と共に、北海道においてこれらに関する情報提供、課題解決に向けて医療機関、関係団体、行政で連携して取り組む体制(北海道地域の医療機関における電波利用推進協議会)とその活動の紹介、臨床の現場や教育の現場からの要望及び事例紹介を予定する。本シンポジウムを通して、無線通信にかかる問題点と安心・安全な運用方法とその事例が周知され、患者安全と作業効率の向上が図られることを望むと共に、今後起こり得る問題についても議論する。

チュートリアルA-8

開催日時 2026年11月12日(木) 16時00分 ~ 18時00分 ※受付開始15時30分
開催会場 C会場(札幌コンベンションセンター 1階 中ホールA)  ※シアター形式
オーガナイザー 中川 肇
主催団体 
(オーガナイザー所属)
一般社団法人 医療情報標準化推進協議会
テーマ 最近のHELICS指針と国際的視点及び我が国の医療DX政策について
座長 中川 肇((一社)医療情報標準化推進協議会)
演者 関 昌佳 様((一社)日本IHE協会)
上野 善裕 様((一財)流通システム開発センター(GS1 Japan))
茗原 秀幸 様((一社)保健医療福祉情報システム工業会)
長嶺 由衣子 様(厚生労働省 医療情報室長)
参加申込方法 当日申込み
事前参加申込URL 事前参加申込不要
参加費 無料(連合大会への参加登録は必須)
医療情報技師ポイント 有(1ポイント)
申請については、後日ご案内する要領に基づき手続きをお願いします(技師ポイントは、当方より医療情報技師育成部会へ申請いたします)。
概要 HELICS協議会では、我が国に必要な医療情報標準をHELICS標準化指針(HELICS指針)として定め、その普及推進をはかる活動を行っています。厚生労働省標準規格の制定に際しては「標準に関する関係者合意を形成しうる団体」に選定されており、HELICS指針として定めた標準の多くは厚生労働省の保健医療情報標準化会議において厚生労働省標準規格に認定されています。

さて、昨今の医療情報の標準化においては、国内外の動向を俯瞰しながら策定することが重要であり、HELICS協議会においても今後はこの観点を踏まえて指針の認定及び普及を進めたいと考えています。今回のチュートリアルではHELICS協議会の会員団体における医療情報標準化の策定及び現状をご紹介し、それぞれの団体の標準において国際的な視点をどのように反映しているかをご紹介します。

また後半は、わが国の医療DXを推進する立場から、厚生労働省様による「医療情報標準化に関する政策動向(仮題)」についてご講演いただきます。

チュートリアルA-9

開催日時 2026年11月12日(木) 16時00分 ~ 18時00分 ※受付開始15時30分
開催会場 D会場(札幌コンベンションセンター 1階 中ホールB)  ※シアター形式
オーガナイザー 本多 正幸
主催団体 
(オーガナイザー所属)
SDMコンソーシアム
テーマ DWHシステムの構築、品質管理、利用における生成AIの有効性
座長 本多 正幸(千葉大学)
近藤 博史(協立記念病院)
演者 鈴木 英夫(SDMコンソーシアム)
飯田 征昌(蒲郡市民病院)
山ノ内 祥訓(熊本大学)
内村 祐之(東京科学大学)
参加申込方法 当日登録
事前参加申込URL  
参加費 無料
医療情報技師ポイント 有(1ポイント)
概要 DWHシステムを構成するのは、ETLソフトウエア(Extraction:抽出、Transformation:変換、Load:登録)、データベース(DB)、および検索アプリケーションである。
このETLは、抽出対象とする医療情報システムの違いや、抽出元の更新のたびに改修が必要なため、構築、保守に多大な工数を要する。また、発生源である医療情報システムのデータと比較して、ETLを介したDWHの品質評価方法が確立されていないため、DWHの信頼性も問題となる。さらに、DWHから、利用目的に合ったアウトプットを得るために必要な知識と技能を有する人材が不足している点も問題である。これらの問題がDWHシステムのみならず二次利用全体の普及における阻害要因になっている。
一方、生成AIが普及している今日では、専門の知識や技能が無くても、システムソフトウエア開発や、アプリケーション開発も可能になってきた。したがって、専門知識を必要とし、煩雑な手順を要するDWH構築や、DWHを用いた二次利用においても、生成AIが利用できると、開発の効率化や、利用率向上が期待でき、費用対効果を高めることが期待できる。
本チュートリアルでは、DWHの構築、品質管理、利用に関するプロセスと現状の問題点を明確にし、生成AIを利用することによるメリットと限界や注意点などを実例とともに紹介する。本チュートリアルを受講することにより、DWH構築の手順や、生成AIの利用可能性に関する知識を得ることができ、DWH導入に関する費用対効果、および稼働率向上の方法などを説明できるようになる。 本チュートリアルの受講対象は、DWHシステム導入に関わる情報部門、病院情報の二次利用に関連するユーザー、および関連するプロバイダーが中心であるが、DWHに関する知識を得ることを目的とする場合も受講可能である。

チュートリアルA-10

開催日時 2026年11月12日(木) 16時00分 ~ 18時00分 ※受付開始15時30分
開催会場 H会場(札幌コンベンションセンター 2階 204)  ※シアター形式
オーガナイザー 木村 映善
主催団体 
(オーガナイザー所属)
一般社団法人PHR普及推進協議会
テーマ ライフログの標準規格に基づくPHRデータ作成とPHRハブを用いたデータ交換のハンズオン
座長 木村 映善(愛媛大学)
演者 島本 大也(京都大学)
山下 暁士(名古屋大学)
高橋 翼(株式会社 beyondS)
山本 純一(東京医療保健大学)
参加申込方法 事前登録
事前参加申込URL https://forms.gle/S6PSCMdBxx7nTG5Y8
参加費 無料
医療情報技師ポイント 有(1ポイント)
概要 スマートフォンやウェアラブル端末の普及により、人々は日々、歩数、睡眠、心拍、血圧などのライフログデータを蓄積しており、また、多くの方が毎年健康診断を受け、病院を受診している。それら健康・医療に関するデータを本人の管理の下で集約し、活用する仕組みがPersonal Health Record(PHR)である。PHRに該当するサービスは数多く存在し、その内容も多岐にわたる。さらに、PHRは長期的に蓄積されることで価値が高まる一方、単一サービスによる数十年単位の記録保持には課題がある。その課題に対し、PHR普及推進協議会はPHR標準データ交換規格を発出するとともに、AMED「医療高度化に資するPHRデータ流通基盤構築事業」と協力し、PHRハブの開発・実装を進めてきた。
本企画は、上記コンセプトおよびAMED事業の概要説明に加え、PHR標準データ交換規格に則ったライフログデータの作成と、PHRハブを通じたデータ連携を実際に体験するハンズオンセミナーである。単なる講義形式ではなく、「実際に繋げてみる」ことを重視し、PHR連携の全体像を具体的かつ実践的に理解できる構成としている。エンジニアのみならず、医療・公衆衛生・疫学・看護・ヘルスケアビジネス・行政など、PHRや医療データ活用に関心を持つ研究者・実務者の参加も歓迎する。さらに、プログラミング経験が限られている参加者にも配慮し、実際のデータ連携を通じて、PHR社会実装の最前線と標準化の意義を体験的に学べる機会を提供する。

チュートリアルA-11

開催日時 2026年11月12日(木) 16時00分 ~ 17時30分 ※受付開始15時30分
開催会場 I会場(札幌コンベンションセンター 2階 206)  ※シアター形式
オーガナイザー 小林 慎治
主催団体 
(オーガナイザー所属)
特定非営利活動法人日本openEHR協会
テーマ openEHR/ISO13606入門
座長 小林 慎治(特定非営利活動法人日本openEHR協会)
演者 小林 慎治(特定非営利活動法人日本openEHR協会)
参加申込方法 当日・事前登録
事前参加申込URL https://openehr.connpass.com/
参加費 無料
医療情報技師ポイント 無
概要 ISO 13606規格と、その情報モデリングの基盤となったopenEHR仕様は、参照モデルとアーキタイプからなる二層モデルに基づく高い柔軟性を備え、豊富な臨床概念モデルを提示することでデータの意味論的相互運用性のための標準化を推進してきた。本チュートリアルでは、まず、他の医療情報標準規格にも触れながらopenEHRの概念モデル設計について、アーキタイプとテンプレートを中心に解説する。次に、その実装基盤であるEHRbaseやBetter EHRと、AQL(Archetype Query Language)を用いたデータ活用事例を紹介する。さらに、モデル駆動型開発の実例として、臨床概念モデルの定義から実装に至る一連の流れを具体的に示す。
加えて、臨床データの相互運用性に関する標準規格であるopenEHRとHL7 FHIRの協働関係を取り上げる。openEHRの中核である臨床記録の長期保存を見据えた臨床概念モデルは用語体系だけでは担えない意味論的相互運用性の基盤であり、HL7 FHIRのProfile設計でも必要となる。こうした意味的モデリングの重要性は、欧州健康データ空間(EHDS)をはじめとする国際的な動向においても高まりつつあり、全国医療情報プラットフォームとJP-Core/JP-CLINSの整備が進むわが国の医療DXにも示唆を与える。さらに、構造化・意味づけされたopenEHRデータを基盤とする大規模言語モデル(LLM)等のAI活用の基盤となる可能性についても触れる。標準規格や実装の予備知識は前提とせず、臨床データの標準化と実装に関心を持つ医療者・技術者・研究者を広く対象とする。

チュートリアルB

開催日時 2026年11月12日(木) 10時30分 ~ 12時00分 ※受付開始10時00分
開催会場 D会場(札幌コンベンションセンター 1階 中ホールB)  ※シアター形式
オーガナイザー 鳥飼 幸太
主催団体 
(オーガナイザー所属)
群馬大学医学部附属病院
テーマ 医療と介護の分界点を探る -お互いに「貰って嬉しい」医療情報交換-
座長 鳥飼 幸太(群馬大学医学部附属病院システム統合センター)
高野 香子(九州大学病院メディカル・インフォメーションセンター)
演者 田浦 直太(長崎大学病院総合患者支援部部長)
中原 孝洋(京都医療センター)
柴田 慎一(九州大学病院メディカル・インフォメーションセンター)
髙野 香子(九州大学病院メディカル・インフォメーションセンター)
青木 陽介(大船中央病院)
大槻 俊知(株式会社最中屋)
参加申込方法 事前登録
事前参加申込URL https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfACIepalprm_JyGxTLNtus-OLgW2JpGtI3CbvYV1_ktycGAw/viewform?usp=publish-editor
参加費 有料 10月下旬より、事前参加申し込みURLから支払可能
医療情報技師ポイント 有(1ポイント)
概要 政府による医療DXの推進により医療情報の医療機関内外での連携が進んでいる。医療DXの成功例の多くに、「既に存在している、診療・看護・介護等に必要な組織間情報連携」に対して、デジタルツールを作用させることでワークフローの変革を起こし、従事者の労務負担を知的・体力的・時間的に削減する取り組みが存在する。一方、医療・看護・介護を含めた「ヘルスケアの質の向上」に対する要求は常に存在する事実は、「DXを行う基礎となる情報連携」について、その必要性や重要性が従事者に認識されていながら、組織体制的に、また情報労働的に維持できない状態が続いていることを示唆している。「医療における働き方改革」として、「コメディカルへの必要な情報とセットにしたオフロード」が挙げられているが、例えばこの目的は「医療から介護への」一方方向のオフロードではなく、「医療が診るべき、介護が担うべき」タスクが生じた時に、これをそれぞれの専門領域へ相互紹介することによって、「医療・介護双方のオフロード」が実現すると期待される。提案者によって本課題を検討する中で、「医療と介護の分界点」に対する認識を社会的により明確にしながら、情報の明確化として、「テンプレート用紙とFAX」から始める「DXの基礎作り」から始めることが有効との認識に至り、本チュートリアルを企画する運びとなった。本チュートリアルでは、医療・介護の双方に造詣の深い演者により、医療・介護のそれぞれが受け持つべき業務とその分界点、ならびに双方が伝達することで互いの業務に大きく貢献するエッセンシャルな発生情報のあるべき受け渡し方について、「医療→介護」「介護→医療」それぞれのテンプレートを提案し、試行的に医療機関―介護機関での利用を行う環境を整えるとともに、チュートリアルの中で議論を深めることを目的とする。